2017.09.27
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ヨガ八支則 8段階目「サマーディ」
ヨガ八支則 8段階目「サマーディ」
八支則とは、ヨガの修行における八つの規則・段階のことです。
八支則の最後の8番目の段階を「サマーディ」と言います。
人は普通、自分と、自分以外の他人や物とを区別して行動していますね。
人はまず「自分」のことを中心に考えがちです。
そうではなく、自分と周囲の壁がなくなり、溶け合い、
「自分」というものがなくなる状態―――
周りのすべてと融合することが、ヨガの目標なのです。
ヨガ八支則にはいろいろな段階・規則があって、それぞれの段階を進み、乗り越えていくうちに、私たちは自分の本質・魂を理解するようになります。
そして、8番目の「サマーディ」という段階で、自身の本質は周りのものと同じである、と理解するのです。
それを経てようやく、ヨガの目標である「自分と周囲が混じり合う、融けあう」という状態へと向かうことができます。
ところで、サマーディという段階へ行くためには、「ディアーナ(瞑想)」という7番目の段階が土台として必要になってきますが、「ディアーナ(瞑想)」は、単に「無」の状態になるためのものではありません。ヨガ八支則の最後の段階である「サマーディ」のために必要な土台を作ることが、ディアーナの役割でもあるのです。
互いにつながりあった8つの段階、ヨガ八支則のそれぞれについて、順にお話していきます。
yogi vini